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【人とのつながり】 他人と関わろうとしなかった青年が、田舎移住で気付いた大切なこと

金谷の移住者櫻田さん

<櫻田 翔大(さくらだ しょうた)>

1994年生まれ 宮城県仙台市出身

ビジネス系の専門学校卒業後、インターネット広告会社に就職。長時間労働が合わず2年後退社。その後2017年3月に田舎フリーランス養成講座を受講し、そのまま金谷に移住。現在はサイト作成をしながら生計を立ててい(櫻田さんのブログ)

 

金谷に移住した経緯

金谷の移住者櫻田さんインタビュー風景

 

ー では早速、金谷に移住した経緯からお聞かせいただけますか?

 

櫻田さん:2017年3月に田舎フリーランス養成講座(以下いなフリ)を受講し、そのまま移住しました。もともと実家暮らしだったので、“帰る”という選択肢もあったのですが、せっかく環境を変えて踏み出したのに、実家にいたら前と同じ生活に戻ってしまう気がしたんです。それに、親からも「何してるんだ」など、いろいろ言われそうでしたし金谷にいた方が集中できると思い移住しました。

 

ー 移住前は何をされていたんですか?

 

櫻田さん:ビジネス系の専門学校卒業後、インターネット広告の会社に2年間勤務しました。ブラック企業と言うほどではないかもしれませんが、入った直後から残業が多く、朝3時まで働くこともしばしばありました。ふと、「このままでいいのか」と思っていた時にイケダハヤトさんのブログを読んで影響を受け、自身でブログを始めました。そしていなフリを見つけて受講したんです。

 

現在のお仕事と収入

金谷の移住者櫻田さん
仕事に正面から向き合い、着実に実績を積み重ねる櫻田さん

 

ー 今は何をされているんですか?差し支えなければ収入も教えてください。

 

櫻田さん:今はWEBサイトを作っています。収入は月20~30万円くらいです。ブログからも1、2万円の収益があります。移住した初めの頃はブログに集中してやっていたんですが、貯金的に手を打たないと厳しくなってきて、他の手段を探しました。「自分しかできないことをしたい」と思ってサイト制作を始めてみたら、思ったよりもできました。

 

ー 1日のタイムスケジュールを教えてください。

 

櫻田さん:7時くらいに起床、朝ごはんを食べて9時くらいから仕事をしています。休憩などを取りながら18時頃まで仕事をしてその後夕食、仕事が残っていればまた仕事をして23時くらいには就寝しています。

 

ー 休みの日は作っていますか?

 

櫻田さん:最近は週1回程度の休みを作るようにしています。午前中勉強をして午後はシェアハウスの住人と話したり、のんびりしたりして過ごしています。

 

移住前と現在で変わったこと

金谷の移住者櫻田さん
移住して、人との繋がりの大切さを学んだという

 

ー 移住前と今で変化はありますか?

 

櫻田さん:いくつかありますが、一つ目は“人とのつながりが大切”だと気付きました。自分がいなフリに参加していた時、参加者の年齢層が高く、人生の先輩方からいろいろなアドバイスをいただいたんです。その中に、「人とのつながりを大切にしてほしい」という言葉がありました。でも正直、最初はその意味が分かりませんでした。もともと人と関わるのが面倒だと思っていたし、だから一人で完結できるブログで稼ごうと思っていたんです。でも、サイト制作業務を始めた時に、池ちゃんがわざわざ自分に仕事をまわしてくれたり、そのつながりから少しずつ他のお仕事をもらえるようになったりして、人とのつながりが大切だとわかったんです。それに気付くのに1年かかりましたが(笑)

 

二つ目は、ずっと口をきいてなかった家族と、ちゃんと話せるようになりました。親が会社を経営しているんですが、自分が個人事業主になってみて初めて、「自分の父親もこんなに大変なことをやっていたのか」ということに気付いたんです。家族と普通に話せるようになったのがとても大きいです。

 

ー いろいろ変化した部分があるんですね。私は1年近く櫻田さんと同じシェアハウスに住んでいますが、特に最近とても変わった気がします。明るくなったし、楽しそうに過ごしているな、という印象ですが何かきっかけはあったのでしょうか?

 

櫻田さん:実は、今まですごく苦しかったんです。でも自分がなぜ苦しいのかがわからなかった。悩んでいるときに移住者の先輩に相談に乗ってもらい、自分が完璧主義者だと気付きました。今まで気づかなかったけれど、自分は完璧主義だから人にも見返りを求めてしまっていた。完璧主義の人は周りの助けが必要らしいのです。でも自分は助けを求めることがでませんでした。そこを少しずつ意識していったのが変わった理由かもしれません。まだ他人に求めてしまう時もありますが、人にやさしくなった気がします。あとは、仕事が軌道にのり始めているので心に余裕が出てきたのもありますね。

 

ー なるほど。苦しみから一歩抜け出せたのですね。では、今は何をしているときが幸せですか?

 

櫻田さん:この前山菜を採りに行ったんですが、自然と接する気持ちよさや、一緒に行ったシェアメイトたちとふざけて笑いあった時間がとても楽しかったです。

 

金谷の魅力

金谷移住者がまるもで談笑する風景
金谷にはみんなで笑い合い、切磋琢磨しあえる環境がある

 

ー 金谷の町の魅力はなんでしょうか?

 

櫻田さん:自分はずっと都市部に住んでいたので、海や山に行く機会があまりありませんでした。でもここには両方あって新鮮ですし、リフレッシュできます。あとは、まるもがあってフリーランスの人たちが集まっているのが大きいですね。尊敬できる人が沢山いるので、その人たちの話を聞いて自身の今後についていろいろ考えることができるのも魅力です。

 

ー 櫻田さんにとって“まるも”や金谷はどんな場所ですか?

 

櫻田さん:実家とも違うけど、もう一つの居場所という感じがします。

 

今後の夢

金谷の移住者櫻田さん
講師として登壇する機会も増え、確実に仕事の幅を広げている

 

ー では、今後の展望や夢を教えてください。

 

櫻田さん:今お付き合いさせていただいているお客様は、僕を求めているわけではないと思っています。「この人でなきゃダメ」と言われる存在になりたいですね。そのためにも、しばらくは金谷で頑張ってやっていこうと思っています。

 

ー そんな中、大切にしたい事はなんですか?

 

櫻田さん:なるべく自分の嫌なことはしない。嫌々やっていたら会社員時代と変わらないので、自分が納得のいく仕事をやっていきたいです。

 

田舎(金谷)移住検討中の方へメッセージ

金谷の移住者櫻田さん

 

ー 田舎(金谷)移住検討中の方へメッセージをお願いします。

 

櫻田さん:いきなり移住するのはハードルが高いと思うので、まずは旅行感覚で体験移住として来てみて試したらいいと思います。山も海もあるし、リフレッシュできますよ。

 

後記

今回のインタビュー、櫻田さんは多くを語ることはなく、自分の言葉を丁寧に選びながら一生懸命に答えてくれていたように思う。

櫻田さんと筆者は同じシェアハウスに住んでおり、もう1年以上も毎日顔を合わせていることになる。初めて会った時の彼は、人と深くかかわろうとせず、他人のことが煩わしいのであろう印象を受けた。そんな彼が最近とても変わったように思う。雰囲気が柔らかく明るくなったのだ。彼の周りを覆っていた、鉄の鎧みたいなものがすっかりなくなっている。それは、ずっと周りで接してきた誰もが感じているはずだ。

そして、仕事に関しても毎日ひたすらパソコンに向かい、ただひたすら目の前のことに向き合い続けてきた彼は確実に結果を残しだしている。そして今はそんな櫻田さんを頼り、「教えてほしい」と何人もの仲間が彼の周りに集まる。そんな彼の姿は、フリーランスとして頑張っていこうと奮闘している周りの仲間や、私生活で他人との距離感に悩んでいる人たちの励みになるのではないだろうか。

 

[取材・文] Rinco

[撮影協力] 廣田賢司

 

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