ホーム>コラム>0歳の幼子を連れて都会から田舎へ移住した夫婦。今、家族は同じ時間を生きている。【後編】

0歳の幼子を連れて都会から田舎へ移住した夫婦。今、家族は同じ時間を生きている。【後編】

今回インタビューさせていただくのは、生後10か月の赤ちゃんを連れて家族移住をした岡田さんファミリーです。ご夫婦それぞれの視点からお話を伺いました。

【前編はこちら】

 

今後の展望

焼き立てパン
由紀子さんの作るパンからは優しい香りがする

 

―移住してきたばかりで、まだこれから考える部分が多いかとは思いますが、今後やりたい事など展望があれば教えてください。

 

岡田さん:今は由紀子がパン作りに夢中になって勉強しているので、僕はそれを売るために営業していきたいなと思っています。由紀子が作って僕が売る。夫婦で協力し合ってやりたいです。僕自身の事はまた今後考えたらいいかなって思います。あとは、この地域にどんどん子どもが増えて行くと良いなと思っているので、僕たちみたいな家族に移住の手助けをしたいですね。

 

―家族で助け合える、そんな環境って本当に良いと思います。由紀子さんは、なぜパン作りをはじめられたんですか?

 

由紀子さん:名古屋で生活しているときは、これからは旦那さんの会社の仕事を手伝っていくことになるのかなと漠然と思っていました。でもいなフリについて行って、フリーランスという言葉を初めて知り、自分自身の今後の生き方についても真剣に考えるようになったんです。

 

私は昔、2年ほど摂食障害になった時期があって。だから子どもには食を大事にしてほしいと思いが強くあります。ちょうど離乳食で、子どもに安心して食べさせられるパンを作りたいなと思い、パンについて色々調べていた時に、「焼きたてのパンは人を幸せにする香り」という話を聞きました。その時に「私がやりたいのはこれだ!」と思い、まだオーブンも買っていない段階で、周りの人に「パン屋になる」と言い回っていました。(笑)

 

―そうだったんですね。たしかに焼きたてのパンの香りって幸せな気持ちになりますよね。金谷にはパン屋さんがないのでぜひ作ってくださいね。

では今後の人生で大切にしたい事はなんでしょうか?

 

岡田さん:最近二人でよく言っているのですが、「ちゃんと感謝していきたいね」ということです。僕たち家族がここに来ることができたのも、いろいろな人が関わってきたからなんです。来ることを許してくれた人たちとか、受け入れてくれた人たちとか、いろいろなラッキーが重なって今楽しく過ごすことができているので、その人たちに感謝したい。そんな感謝の気持ちを持ち続けていきたいです。

正直なところ僕は長男として生まれ、家業に従事するところまでいきながら、そこから逃げてしまいました。多くの人に迷惑をかけましたし、今もなお負目も感じています。ここで成長していつの日か、親や会社の仲間にも胸を張って会える日が来たら良いなと思っています。日々精進です。

 

由紀子さん:主人と同じですね。あとは挨拶を大切にしていきたいです。金谷に来てから徒歩での生活が増えて、近所の人や登山客の人など挨拶する機会がぐっと増えました。そこからちょっとした会話が生まれることも多いので、今後も挨拶は大事にしていきたいです。

 

田舎(金谷)移住検討中の方へ

パンを焼く
由紀子さんのパンが焼けると、どこからともなく聞きつけて現れる地元のサル、、ではなく移住仲間たち。

 

―田舎(金谷)移住検討中の方、特に家族で検討中の方に向けてメッセージをお願いします。

 

岡田さん:もし現状に行き詰まっていたり、手詰まり状態だったりする時は、思い切って来てしまうのはありだと思うんです。合わなければ違う所に行けばいいいし。ここにいる人達はいろいろなことに、真剣に取り組んでる人が多く、自分に向き合っている人が多いです。だから、ここに来ると、そういう良い人たちと一緒に考えられると思うんです。ここでゆっくり次を考えてもいいと思う。移住者支援プログラムもあるし、最悪、暮らしていけないことはないと思います。

 

由紀子さん:もし旦那さんが「移住します」と言い出したら、そっと送り出してあげてほしいです(笑)少なくとも金谷なら良い人生が送れると思います。ここはやりたいことを応援してくれる所。「ちょっとやってみようかな、チャレンジしてみようかな」と思わせてくれる所。私はこの場所でなければ、「パン屋をやってみよう」とは思っていなかったと思います。思い切って家族で来るのもありだと思います。

 

二人:来られる際は、熱烈歓迎でお迎えします!!一緒にご飯を食べましょう。今度は自分たちが迎える側でお待ちしています。

 

今だからこそ言えるお互いへの想い

金谷移住者、岡田ファミリー
そんな風にはにかみ合われるとこっちが照れる

 

―最後にお互いに伝えたいことがあればどうぞ。

 

岡田さん:恥ずかしいですね(笑) こんなに黙ってついてきてくれる人はいないと思っています。普通「そんな馬鹿なことをやっていないで就職しろ」と言われそう。妻は貴重な人です。ありがたいです。ありがとう。

 

由紀子さん:せっかくこうして子どもも生まれ、家族も増えて新しい環境にもなったので、仲良くほのぼの暮らしていきたいです。仲良くね、よろしくね。

 

後記

いなフリは単身で参加するのが当たり前のように多い中、岡田さん一家が家族で参加すると聞いた時は、「そんな家族いるんだな」と驚いたことを覚えている。名古屋での生活でどれほどの苦労や、辛いことがあったのか筆者は知らない。きっと、本当に苦しい時間でもあったんだろうと思う。そんな中、家族で思い切って移住を決め今は毎日を楽しそうに暮らす3人を見て、自分も笑顔にならずにはいられない。

 

「みんなを幸せにしたいとか、そんな大それた夢は何もないけれど、妻と子が笑ってくれるように自分ができることを精いっぱいやっていきたいと思います」という岡田さん。本当にそれが全てなのだろうと思う。

 

金谷では単身での移住が多く、なかなか家族単位では増えていかないのが現状だ。そんな中、岡田ファミリーがこの地に移住してきてくれたことは、この町にとっても大きな出来事である。今後の金谷の発展にも大きな第一歩となることは間違いない。娘の佳菜子ちゃんが成長していく姿を、町の住人が家族のように一緒に見守っていくことができれば、それはとても幸せなことだと思うのだ。

 

[取材・文] Rinco

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