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関西女子25歳が金谷に移住して感じた“今”を生きるということ

金谷移住者インタビュー 圓岡さん

 

今回は女性インタビュー第2弾です。大阪出身の管理栄養士である圓岡さんが、なぜ就活せずに田舎に移住したのか伺ってきました。

 

<圓岡由衣(まるおか ゆい)>

1992年生まれ 大阪府豊能郡出身。

2017年3月に栄養系の大学院を卒業後、株式会社Ponnufに応募し金谷に移住。現在は主にPonnufで業務委託を請け負いながら、自身で間借りカフェ【maruocafe】や、栄養学セミナーなどを開催している。(ブログ『ゴリラじゃなくなるその日まで。』

 

金谷に移住した経緯

金谷移住者インタビュー 圓岡さん

 

林:早速ですが、金谷に移住した経緯を教えてください。

 

圓岡さん:たまたまTwitterで株式会社Ponnufの社員募集が流れているのが目に留まり、よくわからないけど楽しそうだな、と思って応募したんです。それがきっかけで2017年7月に金谷に来ました。試用期間の3か月が終わって結局社員にはならなかったんですが、「ここなら自分のペースで仕事ができるな」と思い、そのまま移住をしました。

 

林:金谷に来られるまでは何をされていたんですか?

 

圓岡さん:学生をしていました。学生生活が終わって2か月間くらいはイベント運営や間借りカフェをして生計を立てていました。

 

林:大学院まで行かれたとのことですが、就職するつもりはなかったのですか?

 

圓岡さん:就活はしなかったですね。自分にとって“これ”と思えるものがイマイチ見つからなくて、どこかに就職したいと思えなかったんです。実は大学院の時に栄養学が嫌になった時期があって、それなら無理に就活せずに一旦リセットするのもいいかなと思ったんです。

 

林:私も関西出身なんですが、関西では関東に比べて、まだまだ就職するのが当たり前で“フリーランス” という言葉になじみがないと思うんです。圓岡さんの周りのご友人たちは、やはり就職された方が多いのでしょうか?

 

圓岡さん:周りは就職した友達ばかりですね。起業をしたり、フリーランスになったりする人はいなくて、ほぼ100%就職でした。先生にも「お前この先何するねん?どうするねん?」とずっと言われていましたね(笑)でも一旦リセットしたかったから、頑なに「大丈夫です」と言って突き通しました。リセットしたら何かが始まるだろうと思ったんです。それで就職せずに2か月間いろいろとやってみましたが、1人でやっているのがつまらなくなっていきました。そんな時にPonnufの募集を見つけて応募したんです。

 

現在のお仕事と収入

金谷い移住者インタビュー 圓岡さん
間借りカフェ【maruocafe】ではオーガニックな食材にこだわった料理やスイーツを提供している。

 

林:今は何をされているんですか?

 

圓岡さん:週末フリーランス養成講座の企画や運営を行ったり、新施設の立ち上げ準備だったり、近くのお店で間借りカフェをさせてもらったりしています。月に14、5万円は収入があるし、10万円あれば最低限生活できるので、小さい収入源を沢山作るようにしています。

 

林:10万円で生活できるのは田舎の魅力だと思いますが、例えばご実家で家賃や食費が今よりもかからないとしても10万円で過ごすことができますか?

 

圓岡さん:いや本当によく考えたら、この収入でよく生きてるなって思います(笑)同じ収入だったら大阪では全然足りませんね。実家であれば家賃も光熱費も食費もかかりませんが、それでも厳しいです。大阪にいたら、いろいろな誘惑があるから消費してしまうのだと思います。ここだと遊ぶ場所も近くにないので、外出もそんなにしないからお金もあまり使わないし、そもそも買い物する場所もないので物欲もなくなります(笑) だからって何かを我慢することもしていないですし、本当に自分でも不思議です。

 

林:都会にいると、溢れる物たちを前に物欲しかわきませんもんね。田舎にいると本当に必要なものだけあればいいし、不必要なものを買わずにすむ。だからでしょうね。

 

移住前と移住後の変化

金谷移住者インタビュー 圓岡さん

 

林:移住前と今で変わったことがあれば教えてください。

 

圓岡さん:大阪だと、周りの友人は正社員で働くのがスタンダードになっているし、“こうでなければだめ”みたいな雰囲気があって、それ以外の選択は“みじめ”というか。今も「このままでいいのかな」と思って、いろいろ不安にもなるけれど、ここは働くことに対しての考え方がフリーな人が多くて「働き方は自分に合うものを選んだらいいんだ」って思えるようになったんです。気が楽になりましたね。それに、ここには人の事を否定する人がいません。「これやりたい!!」と思った時に、「面白い!やろうや!」と言ってくれる人がいる。今までは何かを始めようとしても、周りに「それは無理やろ」と言われ、自分でも「やっぱり無理かなぁ」と思ってしまい、行動できませんでした。ここはやりたいことをやれる環境。やることに対して、ハードルが低くなる環境です。だから、今は栄養レッスンをしたり、自分でいろいろなことに踏み出せたりできるようになりました。大阪にいたら行動できていなかったと思います。

 

林:金谷に移住してよかったですか?

 

圓岡さん:良かったです。ここに来たから自分の強みが何か、どんなことが向いているか、少しですがわかったし、自分を肯定してくれて、「まるちゃん(圓岡さん)はそのままでいいよ」と言ってくれる人たちに出会えたのが何よりの財産です。あのまま大阪にいたら、周りに「何すんの?」と言われ続け、好きなことが何か考える以前に「仕事を決めないとだめだ」と思って焦っていたと思います。今も自分にめちゃくちゃ自信があるわけじゃないけれど、「このまま頑張っていったら私は大丈夫」と思えるようになりました。それに最近こんなふうにも考えています。“何事も永遠には続かないから大丈夫”って。良いことも悪いことも永遠には続かない。だから今を大事にしよう。ずっと続くものはないからこそ今を大切にしようって。

 

金谷の地域について

 

林:では金谷の地域の魅力を教えてください。

 

圓岡さん:地域に良いとか悪いとか、そういった思いはないです。まるも界隈にいる人たちが良いと思っています。みなさん受け口が広いというか、何をやっても他人を否定することがない。程よい距離でいい意味で人に干渉しないでいてくれるのが心地いいです。

 

林:金谷のフリーランス界隈ではまだまだ男性が多く、女性は貴重な存在だと思います。そんな中でどんな人が女性×田舎×フリーランスに向いていると思いますか?

 

圓岡さん:コミュニケーションが取れる人なら誰でも大丈夫だと思います。といっても特別にコミュニケーション能力が高い必要はありません。ただ、単身で初めての場所に来て居場所を作っていくのは、自分から行動しないとなかなか難しいと思うんです。そういう意味で、普通に人と話せる人なら移住のハードルは高くないと思います。男の人が多いですが、あまり不便したこともないですし。逆に何か不便したことはありますか?

 

林:確かに特にはないですね。でもたまに、女子会なんかしていろいろ話していると、「やっぱり女同士のぶっちゃけたトークは最高に楽しいな」って思いますね(笑)

 

圓岡さん:確かに(笑)また女子会しましょうね。

 

今後の展望

金谷移住者インタビュー 圓岡さん
「人には向き不向きがあって、自分の良いところを生かした仕事をすればいい」と語る圓岡さん

 

林:では今後の夢や展望があれば教えてください。

 

圓岡さん:全然考えていないんですけど、自分のタイミングで仕事ができるので、今の生活が気に入っています。この生活を保ちながら、自分ができる仕事をきちんとやって収入も安定させるのが目標です。私は生活自体を仕事にしたいと思っています。今までは、バリバリ働いて稼いでいるような自分と真逆の人に憧れていました。でも、1年いろいろとやっていく中で、人には向き不向きがあって、自分の良いところを生かした仕事をすればいいと思えるようになったんです。

 

それで「自分が当たり前のようにできることって何か」と考えた時に、日々の暮らしの中で料理をしてみんなで食べている時や、洗濯をしている時、そういった家の事を行っている時に一番気分が良いと気づきました。莫大に稼ぐことができなくても、そういう自分が好きなことで、ちょっとした仕事になればいいかなと思っています。だから、いつかそういうシェアハウスみたいな場所を作りたいです。みんながふらっと立ち寄れて、みんなでご飯を食べられて、のんびりできて、来た人が「次また頑張ろう」と思ってそこから旅立てる場所。みんなにとっての第二の家を作りたいです。

 

林:素敵だし、すごくわかります。家事をしてるときの幸福感。主婦なんですよね(笑) でも主婦業って仕事としてみなされないことが多いから、家事とか料理が得意で好きな人は、仕事として成り立たなくてしんどい思いをする。

 

圓岡さん:そうそう!!だからプラスアルファ何かしらの仕事をしないといけない。それが自分にとってはなんだろう?とずっと考えていたんです。

 

林:家事ってすごく時間がかかるし、それと別に仕事を持たないといけないとなると、家のことはおろそかになってしまう。だから、それを仕事にできたら幸せですよね。圓岡さんが家事をやってくれるシェアハウス、いいですね!!

 

移住検討中の方へのメッセージ

金谷移住者インタビュー 圓岡さん

 

林:では、田舎(金谷)へ移住検討中の方へ、特に圓岡さんみたいな単身女性に向けてのメッセージをお願いします。

 

圓岡さん:金谷は若い人が多いから比較的移住しやすい環境だと思います。確かに男性が多いけど、受け入れ体制はあるしいきなりどこかに単独で行くよりも、すでにあるコミュニティに入った方が過ごしやすいと思うんです。ハードルが低い移住先だと思うので金谷を田舎移住の第一ステップにしてもいいのではないでしょうか。

 

後記

大切にしていきたいことは何か、という質問に「先の事とか、今後どうなるかとか、不安がないわけではないです。でもそんなことを考えても仕方がないから、今日明日の“今”、できることを一生懸命続けていきたいです」という圓岡さん。

圓岡さんは、まるもや金谷の地域の中でもひときわ明るく、笑顔と関西弁が素敵な女の子だ。みんなに元気を与えている存在で、誰もが口をそろえて「まるちゃん(圓岡さん)を見ていると元気になる。」と言う。

そんな圓岡さんが、お母さんのように迎えてくれるシェアハウスができたら、きっとすぐに人で溢れかえるにちがいない。そんなシェアハウスを早く作ってほしいと思うし、これからも金谷の町で一緒にバカ騒ぎしていたいとも思うのだ。

 

[取材・文] Rinco

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