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【自分は器用貧乏】パソコンを持たないフリーランス女性が金谷に移住してきた理由

金谷移住者 伊山志織さん

 

<伊山 志織(いやま しおり)>

1987年7月生まれ 京都府木津川市出身。

ブライダルの専門学校卒業後、数々の職を経て日本1周の旅に出る。「自分は何がしたいのか」を問い続けながら様々なことにチャレンジする最中、田舎フリーランス養成講座を知り2016年9月に受講。その後1年半の期間を経て2018年4月に移住する。物作りが得意でDIYや料理、お菓子作りなど数々の分野で才能を発揮している。

 

今回は田舎フリーランス養成講座受講後、1年半の期間を経て金谷に移住した非WEB系女子の伊山さんにお話を伺ってきました。

 

金谷に移住した経緯

金谷移住者 伊山志織さん

 

ー 金谷に移住した経緯から教えてください。

 

伊山さん:2016年9月に田舎フリーランス養成講座(以下いなフリ)に参加して、卒業後も金谷によく遊びに来ていました。今年はやりたい事が沢山あって、それらをやるには環境的にも金谷が良いと思って移住したんです。

 

ー やりたいこととは?

 

伊山さん:一番の目標は「小屋を建てて住みたい」ということです。小屋は建てたことがないけれど、漠然と「いつか建てたい」と思っていました。でも“いつか”やりたいじゃなくて、“今”やろうと思ったんです。

 

ー 小屋ですか。すごいですね。では金谷に来るまでの経歴を教えていただけますか?

 

伊山さん:専門学校でブライダルフラワーの勉強をした後、お花屋さんに就職しました。その後、食品工場で働いたり、車で日本1周に行ったり、夏は沖縄、冬は北海道で働くというスタイルで過ごしたのち、ブライダル系のカメラマンのアシスタントもしました。それから映画館で働いたり、農業をしたり、イベント会社で働いたり、バイトの数だけでいえば様々な所で働きましたね。でも自分の中で全部、何かが違うんです。でも何が違うかわからずに悩んでいました。最終的に自身でたこ焼き屋さんを始めてみたもののそれも違っていて、迷走している中でいなフリを知って金谷に来たんです。

 

田舎フリーランス養成講座に参加してみて

金谷田舎フリーランス養成講座
田舎フリーランス養成講座、最終日には涙が止まらなかった

 

ー いなフリはどうでしたか?

 

伊山さん:いなフリに来たのにWEB系の事は一切しませんでした(笑)ただ、WEBでお金を作る仕組みを知ることができたし、金谷で暮らしている人たちの暮らしを見られた。WEBでの仕事は自分には向いていないことも分かり、いろいろな気づきがありました(笑)

 

ー いなフリの後はどうされていたんですか?

 

伊山さん:地元の京都で派遣社員として働いていました。でもいなフリを卒業してからの1年半は自分がどういう道を進めばいいのかわからずに、とても悩んだ期間だったんです。いなフリに参加したことによって、いろいろな選択肢が増え逆に迷ってしまった。本当は色々とできるはずなのに思うように動けなくて、頑張ったり、我慢したりで自分でしんどくなってしまったんですね。

 

去年は“頑張った年”ではあったけど、“やりたいことができた年”ではなかったから、「今年はやりたいと思う事を、全て実行する年にしよう」と思いました。その為に、いろいろな人が様々なことにチャレンジしている金谷が環境的にも良いと思い移住したんです。

 

ー なるほど。それで受講後1年半経って、移住されたんですね。

 

現在のお仕事と収入

金谷移住者 伊山志織さん

 

ー では移住されてからは何をされているんですか?

 

伊山さん:今は株式会社Ponnufの仕事で新施設の管理、店長業務をしています。内装DIYをやったり合宿の運営をやったり、新企画の提案なども行います。そういった業務を行いながら“日々のなんでもない日常を豊かにする”ことをコンセプトに【3,65ワークス】というものも立ち上げました。

 

ー 3,65ワークスとは?

 

伊山さん:“なんでもない日常を楽しみにする” 例えば、明日の朝ごはんが楽しみだとか、キッチン用品など、お気に入りの道具を使うことによって自分のテンションが上がるようにするだとか。「365日楽しくいよう」と思ったらハードルが高いけど、365日に“・”をつけて、3,65日。3日半以上先の事を不安に思わないようにする。それが毎日続けば、毎日が楽しい。1年後の事を不安に思うのはやめて、とりあえず3日“楽しい”をする!それがコンセプトです。

 

ー 素敵ですね。なんでもない日常を自分のテンションが上がるように過ごす・・・伊山さんの過ごし方を見ていると素敵だなと思います。では、そんな中で伊山さんが金谷でどのように生計を立てていかれる予定なのか気になります。移住に当たり、貯金をしてきたのか、収入見込みはどのくらいあるのかを教えていただけますか?

 

伊山さん:貯金はゼロに近いくらいです(笑)収入は池ちゃんからお仕事をもらったり、アルバイトをしたり、とりあえず月に15万円は入る見込みです。ここでなら、それだけあれば充分なので。

 

ー 15万円ですか。それだけあれば金谷で暮らすには安心ですね。では、移住されてから、1日をどのように過ごされていますか?

 

伊山さん:私は朝ごはんを充実させることにこだわっているので、朝起きて素敵にセットしたご飯を撮影し、SNSにあげてきちんと食べる。その後は新施設の業務などを行ったり、午後から遊んだりしながら、晩御飯を食べて寝ています。“食べる”ということを大切にしているので基本的に、ご飯に時間をかけています。

 

金谷での生活

金谷移住者 伊山志織さん
金谷に移住して、「時間を豊かに使うよう出来ている」という

 

ー 金谷での生活はいかがですか?

 

伊山さん:移住前から1か月に1度のペースで遊びに来ていたから、その都度金谷を見て来ました。でも今が一番女の子も多くて、新しい人もたくさん来るので「楽しいな」と感じます。

 

ー 特にどんな場面で楽しいと感じますか?

 

伊山さん:誰かと価値観を共有できる時です。私はパンが好きで食べることが好き。こだわりが強いんです。例えば美味しいパンを買ってきた時に、同じこだわりを持つ仲間で「サンドウィッチを作ろう。じゃぁ具を何にするか」という議題で1,2時間も話すことができる。そして、作ったサンドウィッチを近くの海浜公園で食べる。みんなフリーランスとして自由のきく仕事をしているおかげで、そんなふうに時間を豊かに使うことができる。地元ではできないことです。

 

金谷の魅力

金谷移住者 シェアハウスオアシスの庭にて
金谷には様々な生き方をしている人が集う

 

ー 金谷の魅力はなんでしょうか?

 

伊山さん:受け皿が広いことですね。様々なことをしている人がいるし、人の価値観を否定する人がいない。誰が来ても、それなりにやっていける受け皿の広さがあります。

 

ー 逆に困っていることや悩みはありますか?

 

伊山さん:人が多いし入れ替わりが激しいから、自分のペースをつかみづらいですね。ここにいると常に誰かがいるので、つい他の人に影響されることがあるのも悩みです。でもそういう時は1人になって距離を保つようにするなど、対処法もわかってきました。

 

ー 何をしているときが幸せですか?

 

伊山さん:去年できなかった分、チャレンジしたかった事ができた時や、苦手だったお酒を美味しいと思うことができたり、いろいろな事に挑戦できたりしている自分の余裕に幸せを感じます。

 

今後の展望

金谷移住者 伊山志織さん
ずっと嫌だった「器用貧乏」も、今は悪くないと思える。

 

ー 今後の展望を教えてください。

 

伊山さん:自分の毎日を充実させること。3.65ワークスを金谷で発信して形にしていきたいです。

 

ー 大切にしたい事は何ですか?

 

伊山さん:ついつい、人と比べて自分を否定しがちになりますが、自分は自分の目標にむかって、しっかりと自分軸をもってやっていきたいです。人が集まる所だからこそ、人と比べずに自分をきちんと大切にしたいと思います。

 

ー これは個人的に伺いたいのですが、伊山さんは何にでも興味があって、何でもできるというイメージが強いです。実際に周りにそのように思われていることに対してどう思いますか?

 

伊山さん:私は器用貧乏の完璧主義者。周りの人から褒めてもらえればもらうほど、しんどかった。「自分は全然できていないのに」って。でも最近は素直になろうと思っています。褒めてもらえるってことは、「自分は自分が思うよりも、できているんだ」って思えるようになったし、今までは「自分は何もできないし何もしていない」と思っていたけど、褒め言葉を素直に受け止められるようになってきました。

 

ー 器用貧乏で一つの事を掘り下げられずに悩む人は多いと思います。そんな人に向けて何かメッセージをもらえますか?

 

伊山さん:人って自分が思っているほど他人の事を気にしていないから、完璧主義じゃなくていい(笑) ひとつのことを突き詰められない自分に自信をなくしてしまう時もあるけど、周りばっかり見て焦らないで色々な事が出来る器用な自分を楽しみましょう!って私も自分に言い聞かせながら頑張ります!(笑)

 

金谷移住検討中の方へ一言

金谷移住者 伊山志織さん

 

ー では最後に金谷移住検討中の方にメッセージをお願いします。

 

伊山さん:不安に思わなくても意外と大丈夫だから、とりあえず来たらいいと思います。合わなかったらやめたらいいだけですし。

 

後記

同じ関西出身の伊山さんとは、筆者が金谷に移住した頃からよく話をしていた。なんでも器用にできて、知識も豊富で物知りの彼女の事を本当にすごいなぁと思っていたし、そんな彼女が移住してきてくれて筆者のテンションもこれまでになく上がったのだ。

周りから「すごい」と思われていることと裏腹に自身のことを“器用貧乏”と悩む彼女。伊山さんのように同じような悩みを抱えている人も多いのではないだろうか。そんな彼女からのメッセージは誰よりも心に響き、「自分も大丈夫だ、楽しくいよう」と思わせてくれる。

関西弁と持ち前の明るさでみんなを和ませてくれる彼女の存在は、確実に金谷の街の新しい風となっている。そしてまた一人、WEBフリーランス以外の移住者が来てくれて筆者も心強く、今後一緒に何かを作り出すことが楽しみで仕方ないのである。

 

[取材・文] Rinco

[撮影協力]マツヤマカンキ

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